『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』東海テレビ最新作 ふたりの死刑囚

プロデューサー 齊藤潤一(さいとう・じゅんいち)

1967年生まれ。関西大学社会学部卒業、92年東海テレビ入社。営業部を経て報道部記者。愛知県警キャップなどを経てニュースデスク、ニュース編集長を経て、現在報道部長。2005年よりドキュメンタリー制作。これまでの発表作品は「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)、「裁判長のお弁当」(08・ギャラクシー大賞)、「黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~」(08・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」(08・日本民間放送連盟賞最優秀賞)、「罪と罰~娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父~」(09・FNSドキュメンタリー大賞)、「検事のふろしき」(09・ギャラクシー奨励賞)、「毒とひまわり~名張毒ぶどう酒事件の半世紀~」(10・ギャラクシー奨励賞)。劇場公開作品として『平成ジレンマ』(11・モントリオール国際映画祭出品)、『死刑弁護人』(12・日本民間放送連盟賞最優秀賞)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13・東京ドラマアウォード・ローカルドラマ賞)がある。

音楽 本多俊之(ほんだ・としゆき)

1957年生まれ。78年大学在学中に初のリーダーアルバム「バーニング・ウェイヴ」を発表、日本を代表するサックス奏者である。作・編曲家としても、多数リリース。映画作品は『マルサの女』(87・日本アカデミ-賞最優秀音楽賞)をはじめ一連の伊丹十三監督作品のほか、『人魚伝説』(85)、『秋深き』(08)など池田敏春監督作品、また世界で公開された、りんたろう監督アニメーション映画『メトロポリス』(01)、『よなよなペンギン』(10)などで音楽を担当。東海テレビ作品では「検事のふろしき」(09)、『青空どろぼう』(11)、「議会のかたち」(11)、『長良川ド根性』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)、『森林ニッポン』(14)に続き7作目となる。

音楽プロデューサー 岡田こずえ(おかだ・こずえ)

映画『マルサの女』(伊丹十三監督)、『ガンヘッド』(原田眞人監督)、『バカヤロー!シリーズ』(森田芳光総指揮)などの音楽制作から、映画・TV・CM・舞台の音楽を制作。アニメーション映画『時をかける少女』、『サマーウォーズ』(細田守監督)なども手がけている。また近年は、著作権・海外ライセンスなどにも詳しい音楽プロデューサーとして作品作りに係わっている。東海テレビ作品は「検事のふろしき」(09)、「毒とひまわり」(10)、「母の絵日記」(10)、『平成ジレンマ』(11)、『青空どろぼう』(11)、「議会のかたち」(11)、『死刑弁護人』(12)、『長良川ド根性』(12)、「四季 純情の里」(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)、「熱中コマ大戦~全国町工場奮闘記~」(13)、『ホームレス理事長 退学球児再生計画』(14)、『神宮希林 わたしの神様』(14)、「森林ニッポン」(14)、「じゃがいもコロコロ」(15)、『ヤクザと憲法』(15)、「熱中コマ世界大戦」(15)、「戦後70年 樹木希林 ドキュメンタリーの旅」(15)に続いて19作目。

撮影 坂井洋紀(さかい・ひろき)

1974生まれ。名古屋学院大学外国語学部英米語学科卒業、97年映像関係のプロダクションを経て、東海テレビでカメラマンとして報道現場に立ちニュース取材を担当。2007年、東海テレビプロダクション入社。「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)、「黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~」(08・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「毒とひまわり~名張毒ぶどう酒事件の半世紀~」(10・ギャラクシー奨励賞)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)と名張毒ぶどう酒事件を追い続けている。

音響効果 久保田吉根(くぼた・よしね)

1976年生まれ。高校卒業後、渡英。シェフィールドハーラム大学経営学部中退。帰国後、2000年東海サウンド入社。報道、ドキュメンタリーからスポーツ、バラエティまで幅広いジャンルで音響効果を担当。参加した劇場版ドキュメンタリーは『平成ジレンマ』(11)、『死刑弁護人』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)、『ホームレス理事長 退学球児再生計画』(14)、『神宮希林 わたしの神様』(14)、『ヤクザと憲法』(15)。

監修 門脇康郎(かどわき・やすろう)

1944年生まれ。東海テレビ入社後、技術局、制作局、報道局などでニュース、ドキュメンタリーの取材や撮影に従事する傍ら、1978年から現在まで名張毒ぶどう酒事件を取材。1987年、のちの東海テレビ「司法シリーズ」の源流ともいえる「証言~調査報道・名張毒ぶどう酒事件~」の取材、構成を担当。2006年退社後、写真展「バングラデシュの今」、「貧困と成長~バングラデシュ」を発表。2013年、共著「名張毒ぶどう酒事件・死刑囚の半世紀」(岩波書店)を出版。『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)で監修を務める。

編集 奥田繁(おくだ・しげる)

1968年生まれ。東京写真専門学校ビデオ科卒業、88年エキスプレス入社。ニュース、ドキュメンタリーの編集担当。主な作品は「はたらいてはたらいて」(92・日本民間放送連盟賞優秀賞)、「オオシカの村」(93・文化庁芸術祭作品賞)、「とうちゃんはエジソン」(03・ギャラクシー大賞)、「裁判長のお弁当」(08・ギャラクシー大賞)、劇場公開作としては『長良川ド根性』(12)、『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』(13)、『神宮希林 わたしの神様』(14)。また「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(06・ギャラクシー優秀賞)からの名張毒ぶどう酒事件を取り扱った連作ドキュメンタリー作品の編集を担当してきた。

監督 鎌田麗香(かまた・れいか)

1985年愛知県生まれ。明治大学文学部卒業、2008年東海テレビ入社。警察・司法担当記者を経て、今回が初のドキュメンタリー制作。現在は遊軍記者として「みんなのニュースOne」の特集のディレクターなどを担当。趣味は俳句。名張事件について読んだ句は「天高し柵の向こうの古き墓」。袴田巌さんを取材するうちにボクシングと将棋も趣味に。